rightstufftekizaiのブログ

「就活に不安を抱いている、けど、何をすれば良いか分からない。。」という方に是非見ていただきたいと思っています!
今後も、自己分析→企業研究→書類選考→適性検査→グループディスカッション→面接という流れで、ノウハウをお伝えしていきたいと思っています!

~就職活動 虎の巻~ 1つの記事だけで就活対策していませんか!?


 見ていただき、ありがとうございます!私はRight Stuffと申します。もともと、大手人材紹介会社で企業向けの採用支援エージェントを務めておりました。
 ここでは、就職活動に向けた対策をお伝えさせて頂きます。かなりの長文ですが、不安や悩みを抱えている就活生(新卒の学生や第2新卒の若手社会人)に是非見て欲しい内容です!
※既に見ていただいている方にとっては、総集編のイメージです!



 なお、順番としては、
「1.自己分析」
「2.業界研究・職種研究」
「3.企業研究」
「4.履歴書、エントリーシートの書類選考」
「5.SPIなどの適性検査」
「6.グループディスカッション」
「7.面接」
「8.内定~入社」
「おまけ」
と、盛りだくさんです。追加して載せたい情報が出てきた場合には、適宜更新しますので、その際はご確認いただければ。あなたが希望する企業の選考を通過して、無事、内定を取得できるよう、頑張りましょう!



 この記事を最後まで見ていただいた後に、「より実践的な内容を身に付けたい!」「本気で就職活動・転職活動を成功させたい!」と思われた場合には、無料動画(実践編)が参考になると思いますので、こちらをクリックいただき、ご覧ください!




1.自己分析


 自己分析では、自分の過去を振り返って、「好きだったこと」「得意だったこと」を思いつく限り列記していってください。
「好きだったこと」が「やりたいことや関心のあること」であるWILL
「得意だったこと」が「得意なことや優れていること」であるCAN
につながります。



 これらをもとに、「自分のCANを活かせて、WILLを叶えられる企業を探していく」という方向性を定めます。実際、就活を進めてみて、
「何となく自分にあった企業が見つからない」
「行きたいと思う企業が少ない」
「行きたい企業の難易度が高くて難しそう」
という悩みが発生した場合には、上記のように自分のWILLとCANに立ち返る必要があります。ここで、方向性を間違えると、入った後に苦労する可能性が高まりますので、自己分析は非常に重要です!!!




2.業界研究・職種研究

 「1.自己分析」で定めた進むべき方向性から、業界・業種・職種のどの切り口から研究するかを決めます。
例)「医療にかかわる仕事に就きたい」→医療業界の業界研究
  「ものづくりに関わる仕事に就きたい」→製造業の業種研究
  「自分で何かを企画して、それを実行する仕事に就きたい」→経営企画の職種研究


 参考として、このなかで特に重要なものは、職種研究になります!業界研究の方に目が行ってしまいがちですが、「どの業界・業種に入社するか」よりも、「どの職種で入社するか」の方が、あなたの今後の社会人人生を大きく左右するといっても、言い過ぎではないと思います。


 その証拠に、エン・ジャパンが発表している「転職コンサルタントの本音」というコンサルタント向けのアンケート調査にて、「転職が成功しやすい業界職種のパターンを教えてください(第2新卒は除く)」という質問をしたところ、当然、同業界同職種の転職が1位(回答率84%)でしたが、2位は異業界同職種(同44%)で3位の同業界異職種(同13%)を大きく上回る結果になっています。


 私も中途採用のエージェントをやっていたので思うのですが、中途採用市場(第2新卒は除く)では、人気企業の求人であればあるほど、職種が同じどころか、かなりピンポイントな職務経験を求めてきます。
 例えば、
「法人の新規開拓営業の経験を求めているので、法人相手でもルート営業の経験はNG」
「オンラインマーケティングの経験を求めているので、販促物企画や広告関連のマーケティング経験では不十分で、市場調査分析の経験だけでは勿論NG」
というような感じです。。。。



 あなたが「どの職種に就くのか」が今後を左右する重要なカギになることをご理解いただけたでしょうか。ぜひ、自己分析の結果と職種研究のすり合わせは念入りに行ってください!なお、職種研究についての具体的な方法については動画でお伝えしていますので、興味のある方は別途ご参照いただければ。




3.企業研究

 業界・業種・職種の切り口で研究を進めると、自分に合った企業群が浮かび上がってくると思いますので、その次は、個別の企業研究を行います!


 企業研究のポイントは以下の6つです。
・どのような商品サービスを
・誰に
・どのように差別化して
・どのようなプロセスで売っているのか
・どのような職種(仕事内容の種類)があるのか
・評判は大丈夫か


 特に、企業研究を行う際、「どのように差別化して」「評判は大丈夫か」はとても重要です!この2点を見ることで、客観的に見た企業の存在意義(なぜ顧客はこの企業を選ぶのか?)を把握でき、ブラック企業に入ってしまわないような判断が可能になります!




4.履歴書、エントリーシートの書類選考


・ポイント1:写真
 履歴書、エントリーシートの最初のチェックポイントは履歴書に貼る写真です。企業の採用担当者は写真をかなり重視して見ています。履歴書に、写真が貼っていなかったり、ブレていたりするだけで、「この人はルーズな人だな」という印象を持ってしまい、書類選考不合格になるケースが結構あります。


 また、写真の表情を見ている企業も多く、やはり笑顔だと印象が良いです。爆笑している写真だとマイナス効果になってしまう気がしますが、微笑んだ表情は相手に好感を与える重要な要素なのは就活でも同じです!
ちなみに、「所さんの目がテン!」のサイトに笑顔の効果に関する面白い実験をしていましたので、参考までに(http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/12/04/0407.html)。


・ポイント2:志望動機
 履歴書、エントリーシートの次のポイントは「志望動機」です。「志望動機」は各社共通して重視しているポイントと言えます。正直、働いてみないと分からない部分が多々あると思いますが、逆に「志望動機」をしっかりと書けている場合、書類選考を行う企業の採用担当者としては、

「自社のことが良く分かっている!」

「自社のことを良く調べている!!」

「自社への志望意欲が高い!!!」


というように考えますので、かなりポイントがアップします。自分に興味を持ってくれている人のことは、こちらも興味を持ちますよね、それと同じです。他の応募者の人達も頭を悩ませている「志望動機」ですので、差をつけるチャンスのある項目でもあります!


 「志望動機」をまとめる具体的な方法は、「1.自己分析」でまとめたWILLとCANのそれぞれ項目と、企業と共通するポイントを、明確化して下記のように表現します。


「御社の▲▲というお仕事では、私の●●の能力が活かせると考えています。また、御社の■■という経営方針はまさしく私が将来的にやりたいと思っている××と共通しており、御社でなら、私のやれることを活かして、やりたいことを叶えられると思い、応募させて頂きました。」


・ポイント3:パッと見で目に留まるか
 履歴書、エントリーシートの3つ目のポイントは、特に応募者多数の大手企業に言えることですが、「パッと見で目に留まるか」という点です。応募者数が少ない企業であれば、じっくり目を通して書類選考に時間をかけてくれる可能性はありますが、応募者が沢山いると、大体、履歴書・エントリーシートを3分以内で判断する傾向にあります。
とある超大手IT企業の採用担当者は、「30秒で判断できます」と充血した眼で言っていました。


 なので、限られた文章の中で、いかに端的に自分らしさや特徴をアピールできるかが重要になってきます!
 


 ここで、参考までに、セールス広告で使われるコピーライティングのノウハウをお伝えします。セールス広告のコピーライティングも「いかに端的に商品サービスの魅力を伝えるか」がカギになるなか、原則、最初の一文で一番のポイントをしっかり伝え、その後、要点を述べてから説明を書いていくというスタイルが主流です!書類選考にも使えるテクニックだと思いますので、履歴書・エントリーシートを書く際には、参考にしてみてください!




5.SPIなどの適性検査

・ポイント1:能力検査
 適性検査の能力検査は、主に、言語(国語っぽい)と非言語(算数っぽい)の2種類あり、たまに英語がプラスで行われることもあります。言語と非言語のそれぞれでボーダーラインが設けられているケースが多く、いずれも及第点以上を取れる(大体、受験者の上位60~70%以内に入る)ことができればセーフになります。
 そのため、重要なことは、能力検査の言語と非言語どちらも基本的な問題は落とさないようにすることです!これは、練習問題で慣れるのが良いかと思います、、、



 また、WEBでの適性検査の場合、回答の速さと正答率によって、難易度を調整する機能が搭載されているケースが多いです。どういうことかと言うと、スピーディーに正解していっている人には、難易度の高い問題が出されるというもので、「慣れによる対応だけではなく、難しい問題も解ける能力があるのか」を図っています(すごい機能ですよね、何かやらしい気もしますが)。逆に、ゆっくりと時間をかけて間違っていると、易しい問題が出続けるということもあり得ます。能力検査では、それらを総合的に判断して評価が付けられます!
 適性検査の能力検査では、速さと正確さのバランスが大切であることと後半で難しい問題が出てくじけそうになっても、順調に解いていたからこそ難しい問題が出てきている可能性があるので、へこたれないことが重要になってきます!


・ポイント2:性格検査
 適性検査の性格検査では、例えば「友人関係は、浅く広くあるいは深く狭くのどちら?」というように、性格的特徴を確認する設問が多数出されます。聞いている内容は同じだけど、聞き方を変えて質問するなどし、回答精度のチェック機能も備えていますね。
性格検査の主な目的は、会社風土との適合度をはかるために実施されているのですが、結果の解釈は企業によって異なる場合があるんです。例えば、企業によってそもそも社風は違いますし、自社の社風に合う人が良いというところもあれば、自社の社風とは異なるタイプに来てもらって新しい風を吹かせて欲しいというところもあります。
 そのため、「これはこの選択肢の方が良いだろう」という明確なものを除いては、なるべく感じたままに回答した方が後々後悔しないかなと思います。



 なお、嘘をついていないかを図るための機能はいくつか搭載されており、
・同じような質問を出しているのに回答が異なる(膨大な数の質問が出されるので前の回答を忘れてしまいがち)
・私は一度も間違ったことをしたことがない、というような質問にYESと回答している
というように矛盾や嘘をチェックしています。
 やはり、入った後のことも考え、自分の気持ちや信念に忠実に回答することをお勧めします。 



 適性検査についてまとめると、能力検査は「基本問題は落とさないこと」「速さと正確さのバランス」を、性格検査は「正直な回答」を意識して臨まれると良いのではと思いましたので、お伝えさせて頂きました!





6.グループディスカッション

・ポイント1:挨拶
 グループディスカッションのポイント1つ目は「挨拶」です。「挨拶」は、私が面接官をした時には評価項目の1つに入っていました。グループディスカッションの場では測りかねる学生さんの普段の姿を推察する手段として、「挨拶」を評価するというものです(本当に推察できているかどうかは別として)。


 実際、私が面接官をした時、グループディスカッション中は緊張して発言量が少なめの学生さんがいたのですが、部屋の出入りの際、笑顔でしっかりと挨拶をしており、社員ではない警備員さんや清掃員の方々にも自然に挨拶しているように見受けられ、好印象であったため、「人物像に期待」という評価で合格としていました。


 逆に、別の面接官であったケースで、グループディスカッション中は場を引っ張り、リーダーシップを発揮していた学生さんがいたらしいのです。しかし、その面接官とグループディスカッション前にトイレで会った際、挨拶をせず態度も芳しくなかったとのことで、これがその学生さんの普段の姿ではないかとの判断から、残念ながら不合格としたそうです。


 「挨拶」は忙しかったり、テンパっていたりすると忘れてしまうことってありますよね、私もそうです。ただ、そういう時だからこそ、他の人からは結構シビアに見られ、特に選考の場では普段の姿を推し量るためのジャッジ要素になっていると思います!


・ポイント2:傾聴と発信のバランス
 グループディスカッションのポイント2つ目は「傾聴と発信のバランス」です。グループディスカッションとは、候補者が複数名でグループを作り、与えられたお題についてディスカッションしながら、グループとして1つの回答を導き出すものです。これは、仮想会議という位置づけで、面接官は「この人が入社した際、会議にどのような形で参加するのか」を見ています。
 そのため、原則、喋りすぎや喋らなさすぎは、会議に支障をきたすとの見解からマイナスに捉えられる傾向にあります。重要なことは、「傾聴と発信」のバランスです!


 グループディスカッションで何か意見を述べる場合、「先ほど、●●さんが××と仰っていましたが、私も同意見で・・・」というように、●●さんの意見をしっかりと傾聴していたことを伝えたうえで、自分の意見を発信すると、周りの人たちは「この人は他の人の意見をきちんと聴いたうえで発言しているな」と認識すると思います。


 また、もし自分と異なる意見があった場合も、安易に否定せずに、「○○さんのご意見は、△△という点でその通りだなと思いました。私はそこからちょっと別の視点で考えてみまして・・・」というように、納得のいく部分についてはきちんと明示したうえで、「別の視点で見ると、こういう解釈もあると思う」という自分の意見を発信すると、伝わりやすいのではないかと思います。


・ポイント3:グループへの貢献
 グループディスカッションのポイント3つ目は「グループへの貢献」になります。「グループとして時間内に結論を出すまでに、何かしらの役割で貢献すること」が重要になってきます。グループディスカッションでの分かりやすい役割ですと、司会進行役・意見のまとめ役などがあります。ただ、それらの役割に縛られず、自分なりのスタイルで貢献することが大切だと思います。


 例えば、リーダー役の人が「多数決をするかどうかを多数決で決めましょう!」とトリッキーな発言をして、グループが混乱に陥ってしまった場合に、それをリカバーするような対案を出し、流れを変えることができれば、グループ運営において重要な役割を担ったことになります。



 それまでほとんど活躍できていないと気落ちしている時でも、ロスタイムで起死回生の逆転ゴールを決めれば、立派な貢献です(グループディスカッションのロスタイムはアウトを意味しますが)。最後まで諦めずに、頑張ってください!




7.面接

■面接官とのラポール構築
 「ラポール」とは、相手と打ち解けた信頼関係のことを指します。カウンセリングなどで使われる心理学用語ですが、ビジネスの世界でも、営業職などにおいて、「お客様との関係構築」との意味合いでこの言葉が使われることが多いですね。
 就活では、どうか?これは、応募者と面接官の関係で使うことができます。お互いに信頼関係が持てるということは、とても重要なことです!では、どのようにして、面接官とラポールを築いていくかについて、話をしていきます。


・ポイント1:自己開示
 面接官とのラポール構築のポイント1つ目は「自己開示」です。実は、面接内容は、「応募者の適性・能力のみを基準として行うべき」という法律の縛りがあるんです。これは、応募者の適性・能力に関係のないことは質問してはダメだよ、と法律で決められており、面接官は、応募者の出身地・家族のこと、そして尊敬する人も聞いたらNGということです。


 難しい話で、もちろん、応募者の適性・能力に関係のないことを質問するのは、差別につながってしまうケースがあるため、適切ではないと思います。その反面、実際、ビジネスの場面(特に日本)では、出身地・家族や尊敬する人の話をすることで信頼関係を深めることがあるため、私の経験上、本音では「そういうところも聞きたい」という面接官は多いです。


 そのため、面接官は聞きたくても聞けないことも結構あるため、応募者としては、差支えのない範囲で自己開示をした方が、よりお互いの共通点を見出せ、面接の場においてラポールを築ける機会が増えるのではないかと思います!


・ポイント2:目線と相槌・うなずき
 面接官とのラポール構築のポイント2つ目は「目線と相槌・うなずき」です(色々混ざっていますが)。まず「目線」については、シンプルに「面接官と目を合わせて会話ができるかどうか」です。学生の方々の場合、緊張のため目を合わせて会話するのが苦手な方は結構いらっしゃると思います。ただ、ビジネスの世界では、目を合わせてコミュニケーションを取ることは非常に基本的なこととみなされており、「あなたときちんと向き合って、コミュニケーションを取ろうとしていますよ」という意思表示になります。


 そのため、もし、人と目を合わせるのが苦手でしたら、「目を合わせた方が想いは伝わるんだ、目を合わせた方が想いは伝わるんだ」と頭で唱えながら、頑張って目を合わせることを続けてみると、そのうち慣れてきて自然とできるようになると思います!


 そして、「相槌・うなずき」も重要です。相手が話をしているときに、「はい」と言ったり、うなずいたりすることは、「ちゃんとあなたの話を聞いていますよ」という表現になります。


 ちなみに、アメリカのマタラゾという心理学者が「うなずき」に関するある実験を行っています。実験は、実際の公務員試験の面接試験の際に行われ、1人につき45分間の面接を行ったのですが、全体の45分間を15分ずつの3パートに分け
第1パート:自然に応答
第2パート:志望者が話すたびにうなずき、話し終えるまでうなずく
第3パート:自然に応答
という対応を行いました。
すると、第2パートにおける志望者の面接時の発言量は第1パートに比べて約50%も増えたのです。これは単にその場の雰囲気に慣れたから口が軽くなったのではなく、その証拠に第3パートになると発言量は再び減少しました。このように、単にうなずくだけで相手は話しやすくなり、うなずきは、人の承認欲求を満たす効果があると結論付けています。
※参考文献:齊藤勇編『図説 社会心理学入門』


 面接の場では、基本的には応募者が話をすることが多いと思いますが、面接官が話している際、あるいは、集団面接で他の応募者が話している際に、相槌やうなずきを入れ、きちんと話を聞いている意思表示をすることを意識してみてください!


 やはり、「真剣に話しています、聞いています」ということが面接官に伝わることが重要で、その表現の根本が、「目線と相槌・うなずき」になると思います


・ポイント3:ペーシング
 面接官とのラポール構築のポイント3つ目は「ペーシング」です。「ペーシング」とは、会話のテンポや声の大きさ・高さなどを相手に合わせることです。例えば、甲高い声でテンポよく話す人と会話する場合は、自分も普段より高めの声でリズムを速めに話し、大きい声でゆったりと話す人と会話する場合は、自分も声を張ってゆっくりと話す、というものです。これを実践することで、相手に「この人とは波長が合う」という印象を持ってもらいやすいです。


 ただ、まぁー難しいですよね。相手に合わせることを意識しすぎて、会話の内容が支離滅裂になったら意味がありません。また、特に面接の場面では、緊張している中、面接官のリズムを捉えて、それに合わせて話すというのは更に難度は高く、ペーシングを意識しすぎると逆効果になってしまいます。やはり、自分の肌に合ったリズムがベースになります。


 「ペーシング」は、「相手のリズムと同じにする」というよりは、「自分の本来のリズムを、相手のリズムによって微調整する」という表現の方が適切だと思います。自分らしさを大切にしつつ、相手のペースに合わせることも重要と言えるのではないでしょうか。「ペーシング」を面接で試みる場合は、ある程度慣れてきたときに、自己紹介などのどの企業でも同様の内容を話すような入りの会話で、意識してみても良いと思います。


 面接におけるラポールについてまとめると、「自己開示」「目線と相槌・うなずき」は最初から意識して実践していただき、慣れてきた際に「ペーシング」を意識してやっていくと、面接官とラポールを築くことが高確率でできるようになりますので、頑張ってください!


■面接での回答テクニック

・ポイント1:自己紹介
 面接での回答テクニックのポイント1つ目は「自己紹介」です。自己紹介は「端的に、分かりやすく」が重要で、沢山ある伝えたいことはその後の面接での会話の中で話すようにしましょう!


・ポイント2:将来の目標、入社してから実現したいこと
 面接での回答テクニックのポイント2つ目は「将来の目標、入社してから実現したいこと」です。応募企業との共通点をもとに、自分のやりたいことや関心のあることが何であるのか(WILL)を理由とともに、それを裏付ける具体的なエピソードを用いて説明し、そのうえで、将来的に携わりたいことを具体的に伝えます。なお、応募企業と共通する自分のやりたいことや関心のあることは2つ以上用意しておくことが望ましいです。


・ポイント3:自己PR、強み
 面接での回答テクニックのポイント3つ目は「自己PR、強み」です。応募企業との共通点をもとに、自分の得意なことや人よりも優れていること(CAN)を、それを裏付ける具体的なエピソードを用いて説明し、そのうえで、自分が入社したら得意なことや優れていることを活かして、どのように貢献できるのかを具体的に説明します。なお、応募企業と共通する自分の得意なことや人よりも優れていることは2つ以上用意しておくことが望ましいです。


・ポイント4:志望動機
 面接での回答テクニックのポイント4つ目は「志望動機」です。「自己PR、強み」で用意した内容を簡略化したものを説明し、まずは自分が貢献できることを伝えます。その後、「将来の目標、入社してから実現したいこと」で用意した内容を簡略化したものを説明し、将来的に携わりたいことを伝え、「そのため、御社に入社したい」と結論付けます。


 面接での回答テクニックについてまとめます!
 企業と自分との共通点を意識しながら回答をまとめ、裏付けとなる具体的なエピソードを用いながら、説明することになります!しかし、無理に企業に合わせた回答は避ける。なぜなら、仮に内定となり入社をしても、企業と自分との合致度が低いと入社後に苦しむ可能性が高まるからです。


8.内定~入社

・ポイント1:同期との交流
 内定後のポイント1つ目は「同期との交流」です。同期は今後の社会人人生で長い付き合いになる可能性があるので、なるべく同期全員と1回はコミュニケーションを取っておきたいですね。



・ポイント2:入社するまでにやっておきたいこと
 内定後のポイント2つ目は「入社までにやっておきたいこと」です。完全に私見ですが、入社するまでにやっておきたいこととは、「学生時代にしかできないこと」だと思っています。
例えば、長期の旅行に行ったり、毎日趣味に明け暮れたり、ゼミの勉強に没頭したり、キャンパス内でおしゃべりしながらゆっくり過ごしたり、好きな小説を読みふけったり、ゲームしまくったり、学生だからこその時間の過ごし方をするのが良いと思っています。




おまけ

■OB・OG訪問
OB・OG訪問についての記述が、よりによって最後になってしまいました。おまけの順番は後々整理します。



OB・OG訪問実施までのルートとしては、「直接企業に依頼する、あるいは、依頼される」か「学校の就職課に依頼する」かのどちらかが大半を占めています。



OB・OG訪問は選考を兼ねているのかを質問されることがあるのですが、私のこれまでの経験ですと、選考を兼ねているケースが多いです。なぜなら、OB・OG訪問が企業の把握していないなかで行われることはあまりなく、企業としては、自社の社員と自社に興味を持っている就活生が会うのなら、当然、どのような人か把握しておきたいと考えます。



早い段階でNGと判断できれば、その後の選考の負担は省けますし、OKであれば、面接を通して意欲上げを行うことで、両想いになる可能性を高めることができます!そのため、OB・OG訪問でもしっかりと評価されていると考えた方が良いかと思います。



ただ、OB・OG訪問の本来の目的は、「就活生が少しでも自分にあった企業に入社できるため、同門の先輩に助言をもらうこと」ですので、お互いに情報収集しているという気持ちで臨んで、企業の実態を把握できるように頑張ってみてください!




■インターンシップ
インターンシップは、学生の仕事力アップやマッチ度の事前把握などを目的に行われており、国や学校機関が推奨しています。実際、インターンシップを通して学べることは多く、また、インターンシップで企業へのロイヤリティが高まったことで、そのまま入社するケースは多いです!
 ただ、せっかくインターンシップを実施しても、残念な形で終わる事例も散見されているようでして、この点について、お話ししたいと思います。



 なぜ残念な結果に終わるのか?それは、まず、企業側の理由として、経営層や人事はインターンシップを通して当社の良さを知ってもらい、志望意欲を引き上げたいという想いがあるものの、受け入れる現場にその想いが届いておらず、学生に雑務を押し付けてしまう、というケースがあります。
 「就業体験ができる」という期待でインターンシップを受けた学生からすると、「期待はずれだ!」となってしまい、インターンシップがプラスどころかマイナスで終わってしまいます。。。。



 次に、学生側の理由として、同じ企業で長く働く意識(企業というものへの帰属意識)があまり高くなく、純粋に仕事を経験することを目的にインターンシップを受けてきている、ということが挙げられます。そのため、インターンシップの受け入れ企業からすると、入社してもらいたいがために一生懸命教えたとしても、学生としては、本命は別にあり、ステップアップのためにインターンシップを受けているというスタンスだと、結局、受け入れ先の期待通りの結果にはなりません。



 これらのミスマッチは仕方のないことかもしれません。ただ、「学生が企業に入社後に活躍できるかどうかのカギがインターンシップである」と国や学校機関がとても期待しているなかでは、まだまだ課題が多く残されていると感じます。
 そのため、企業と学生の間にいる私たちのような存在が、きちんと橋渡しをする役割を担うことが重要だと思っています。





最後に
 いかがでしたか?読んでいただいた方々の就活・就職活動に少しでもお役に立てればと思っています。


 なお、もし、この記事を見ていただくなかで、
「どのような職種が世の中にはあって、自分にあっているのかを知りたい!」

「具体的な企業研究の方法を知りたい!」

「書類選考、グループディスカッション、面接の取り組み方は書いてあるけど、実際に自分ならどのように取り組めば良いかを知りたい!」


「本気で就職活動・転職活動を成功させたい!」


と思われた方は、より詳細な説明と実践で活かせるようになるための方法を、無料動画で配信していますので、参考にご覧ください!
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 では、長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございました!!仕事にやりがいが持てるような、あなたに合った企業に入社・転職できるよう、願っております!頑張ってください(^_^)V